デッサンについて

デッサンというと、今では絵画における基礎訓練的なものだと思われがちですが、芸術的な面ではどうなのでしょうか?デッサンは、色味を使わずに対象物を単色で、輪郭や陰影によって描写していく手法をいいます。シンプルな技法だからこそ、基本的な技量が求められるといえます。美術における様々なスタイルの基礎となる下絵に用いられます。その方法をご紹介します。
一番手軽で誰もが経験しているのが、『鉛筆デッサン』ではないでしょうか?ですが、単に鉛筆と言っても、硬さや濃さによってニュアンスが変わってきます。また、メーカーによって、そして描く紙の質感によっても、表現が変わってくるものなのです。
『木炭デッサン』は、木を燃焼させて硬化させた炭を使います。ヤナギやクワの木を使うのが一般的です。凹凸のある紙を使用して、炭の質感を生かしたデッサンを行います。木の種類によって、質感が変わるため、複数を使用する作家もいるようです。作品として保存する際には、定着液で木炭を固定する必要があります。ボールペンやサインペン等を使ったデッサンもあります。
静物や人物、石膏といった対象物を、正確に描写していくテクニックも大切ですが、画材の持ち味を生かした、センスも必要になってきます。デッサンは、先にも述べたように、美術の基礎です。土台だともいえます。美術界の巨匠たちも、何万回というデッサンを繰り返し、多くの偉大なる作品を残してきたのです。
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